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アトピー性皮膚炎のスキンケアは?

アトピー性皮膚炎のケアのジレンマとは
アトピー性皮膚炎のスキンケアの難しさは次のような点にあります。

 

@ 肌の汚れは落とさなければいけないが、石けんが使えないことがある。
A 保湿しなければいけないが、化粧水や乳液が使えないことがある。
B 紫外線対策をしなければいけないが、UVクリームを使えないことがある。

 

湿疹や炎症が出ているときは肌のバリア機能が低下しているので、これらの通常のスキンケアアイテムはすべて刺激になって症状を悪化させます。バリア機能が弱っているときこそ、乾燥や紫外線から肌を守ってやらなくてはいけないのですが、使えるスキンケア用品が限られるというジレンマがアトピー性皮膚炎のスキンケアには付いて回ります。

まずステロイド外用薬で炎症を治療する

痒みや炎症の症状が出ているときは、まずステロイド外用薬を使用して早く症状を抑えることが最優先です。その間の洗顔は石けんは使えないので、ぬるま湯でのすすぎだけにし、保湿剤はワセリンなど肌に刺激のない薬用保湿剤を使用します。紫外線対策は日傘など肌に触れないアイテムで行ないます。

 

症状が治まったら、それをバリア機能を回復するチャンスととらえて、ようすを見ながら少しずつ使えるアイテムを増やしていきます。ふつうのメイクができるまでなんとか早く回復したいのですが、肌の敏感さはまだ残っていますので、あせるとふたたび症状がぶり返します。

石けんが使えるようになるのはかなり回復してから

石けんはアルカリの刺激があるので、使えるようになるのはかなり回復が進んで敏感さが解消してからです。ファンデーションでメイクと紫外線対策ができるようになっても、最初は石けんを使わずにコールドクリームや肌に刺激のないクレンジングクリームだけでメイク落としをしましょう。

 

肌の保湿はワセリンしか使えない状態を脱したら、肌に浸透しないクリーム類から使いはじめます。化粧水が使えるようになったら自分の肌に合う刺激の少ないものを選んで使用します。いつから使えるのか、どれが肌に合うのかは、経験に照らしてようすを見ながらというしかありません。

保湿と紫外線対策を怖がらない

しかし、化粧品をこわがってなにもつけずに肌を乾燥させてしまうのはもっといけません。炎症が治まった直後はバリア機能が弱く、肌は非常に乾燥しやすい状態です。紫外線対策もこれと同じことが言えます。

 

紫外線の肌へのダメージは強力なので、なるべく早くUVケアのクリームを使いはじめることができように、さらにファンデーションも使えるようになるように、慎重にケアを重ねていきましょう。

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