白内障に気づかないと交通事故のリスクが3倍に

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白内障に気づかないと交通事故のリスクが3倍に

白内障は眼の水晶体のタンパク質が白く濁って、物が見えにくくなる病気です。加齢で身体の抗酸化作用が低下するのが原因で、60歳を過ぎると誰にでもその兆候が現れてきます。ただし、その進行どあいは個人差があり、50代で手術が必要になるほど進行する人もいれば、70代でも初期症状程度の人もいます。

 

水晶体が濁ると目に入った光が乱反射して、視界がかすむ、物が二重に見える、光がにじんでまぶしい、などの症状が出てきます。

 

しかし、白内障は何年もかけてゆっくり進行する病気なので、視界がかすんで見えにくくなっていることに慣れてしまい、なかなか病気に気が付きません。白内障の手術をした人は皆、視界がくっきりクリアになったことに驚き、それまでいかに霞がかかったような状態で物を見ていたかに気が付きます。水晶体の濁る場所が左右の目で違い、見えにくさをお互いにカバーし合うのも気づくのが遅れる原因になります。

 

また、目のかすみに気が付いても、目が疲れているせいだとか、老眼がすすんだせいだと思ってしまうことも少なくありません。眼鏡を作り直しても見えにくさが改善しないときは、白内障が原因のことがよくあります。

とくに夕方は歩行者に気づきにくい

白内障に気づくのが遅れると、車を運転する人は交通事故を起こすリスクがふつう人より3倍も高くなると言われています。その理由は、濁りがまず瞳孔の周辺部分からはじまるので、

 

・とくに水平方向からくる光をまぶしく感じるために、対向車のヘッドライトが運転のさまたげになる。

 

・うす暗いところではものが見えにくく、とくに色のコントラストを判別しにくくなるので、歩行者に気づくのが遅れがちになる。

 

などです。

半年に1回の定期的な眼科検診を

この見えづらさに加えて、加齢とともに反射神経もにぶくなってくるので、さらに交通事故のリスクは高くなります。また、交通事故以外にも、白内障が進行すると足元が見えにくくなり転倒して骨折するリスクも高くなります。

 

白内障に早めに気づくために、60歳を過ぎたら半年に1回の眼科検診が望まれます。定期的な眼科検診は緑内障の早期発見にも役立ちます。これまでは白内障が見つかっても早期なら経過観察をするだけでしたが、最近は進行を遅らせる抗酸化作用のある目薬を使うこともあります。

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