シミとは違う肝斑とトラネキサム酸について

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シミ、肝斑(かんぱん)とトラネキサム酸とは

トラネキサム酸とは?
トラネキサム酸はシミ、肝斑を治療する内服薬です。とくにホルモンバランスの影響でできる肝斑は通常の美白剤では効果がなく、唯一トラネキサム酸だけが有効とされています。皮膚科、美容クリニックでも肝斑の治療にはトラネキサム酸が使われています。一般の薬局でも成分の配合量が少ないもの(三共製薬の「トランシーノ」)が販売されています。

 

トラネキサム酸はもともと体内での出血を伴うような病気の止血剤として使われてきた薬で、副作用が少なく安全な成分です。肝斑への有効性が分ったのは21世紀に入ってからという最近のことです。

なぜトラネキサム酸が肝斑に効くの?

シミや肝斑に効果があることは分ったのですが、なぜ効くのかは実はよく分かっていません。それは肝斑のできる仕組みがよく分っていないからです。想定されるのは、女性ホルモンが刺激になってプラスミンというシミを作るスイッチが作動するというメカニズムです。

 

トラネキサム酸はこのプラスミンの働きを抑制する抗プラスミン剤と呼ばれる成分なので、シミ、肝斑の発生を抑える効果があると考えられています。

白斑の心配がなく使用できる

美白化粧品を使う最大の心配は「白ぬけ」と呼ばれる皮膚の白斑です。また、そこまでいかなくても、効果の高い美白剤は使用中は皮膚に赤みや痒みがでるなどの炎症が出がちです。トラネキサム酸は内服薬なのでそのような心配がないのが大きなメリットで、皮膚が弱い人でも安心して使えます。

 

「トラネキサム酸500」にはトラネキサム酸がトランシーノの約4倍の500mg配合されています。これを1回1錠、1日3回服用します。服用してから8~12週間で効果が現れてきます。

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