ステロイド外用薬とは?

お薬のことなら、くすりエクスプレス

ステロイド外用薬を誤解せず、正しい知識を!

ステロイド外用薬とは?
ステロイド外用薬はアトピー性皮膚炎などのアレルギー性皮膚炎の治療には欠かせない薬ですが、副作用について誤解している人も多く、正しい知識にもとづく正しい使用が求められます。

ステロイドとは

副腎で作られる副腎皮質ホルモンはステロイド環という化学構造をもつのでステロイドホルモンと呼ばれます。このステロイドホルモンは免疫を抑制して炎症をしずめる作用があり、これを配合した薬がリュウマチや膠原病などの難病に非常によく効くことが分って「奇跡の薬」と呼ばれました。薬としてのステロイドはいまは合成副腎皮質ホルモンです。

 

しかし、ステロイドはもともと人の身体の成分の1つではありますが、長期間内服すると重い副作用がいろいろあることが分り、副作用が出ないようにコントロールしながら服用することが必要になりました。

 

赤ちゃんや成人のアトピー性皮膚炎にもステロイドは劇的な効果を示しますが、内服による副作用をさけるために外用薬が開発されました。しかし、一時期マスコミがステロイドの副作用を訴えるキャンペーンを行ったせいもあり、内服薬の副作用が外用薬にもあるとする誤解が広がりました。

ステロイド外用薬を正しく理解しよう

しかしステロイド外用薬には、長期間内服したときの副作用はまったく関係がありません。また、ステロイド外用薬を使用せずにアトピーを治療しようとすると赤ちゃんもお母さんも非常に苦労してなお成果が上がらないということになりがちです。

 

ステロイド外用薬は日本皮膚科学会の『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン』で、効き目の強さによって5段階に区別されています。

 

1 最も強い(strongest)
2 非常に強い(very strong)
3 強い(strong)
4 普通(medium)
5 弱い(weak)

 

このうち1と2は病院で処方されるもので、薬局で購入できるのは3,4,5の3種類です。3のストロングタイプは皮膚が赤く炎症を起こしたりただれたりしているときに使います。4,5のミディアム、ウィークタイプは症状が軽いとき、あるいはデリケートな部分の皮膚や赤ちゃんの肌に使います。

適当な強さの薬を必要な分だけ塗る

ステロイド外用薬はこわがって症状に合わない弱い薬を使ったり、塗る量が足りなかったりすると治療が長びいてかえって良くない結果になります。

 

症状にあった薬を選び、薬の説明書にしたがって必要な量をぬるようにしましょう。

page top