ダイエット成功のための必須知識「GI値」とは?
うどんと 蕎麦ではどちらが太りやすい?
ダイエット中の人が、たとえば「うどんでもお蕎麦でもいいけど、太りにくいのはどっちかな」と迷ったときに役に立つのが「GI値」の知識です。そばはGI値59で、うどんのGI値80よりもかなり低いので、同じ1杯でもうどんより太りにくいということが分ります。
この数字は忘れても、うどんより蕎麦はGI値が低いということを覚えておけば役に立ちます。また、食パンはGI値91ですがライ麦パンは58とだいぶ低GI値なので、食パンを1枚の半分だけ食べるというダイエットより、ライ麦パンを1枚食べるという「ストレスの少ないダイエット」を行なうことができます。
血糖値を上げる早さで食品を分類
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、その食品が体内でどれくらい早く糖に変わるか、つまり食後どれくらい早く血糖値を上昇させるかの指標です。血液中の糖はブドウ糖ですから、ブドウ糖を食品として摂取したときがもっとも早く血糖値が上がります。そのスピードを100として相対的に表したのが個々の食品のGI値です。
ブドウ糖に近い精製された砂糖がもっともGI値が高く、それに次いで精製された米や小麦粉を調理した白ご飯やうどん、パンなどが高GI値食品です。こういう高GI値食品を食べて血糖値が急上昇すると、それをエネルギーに変えたり脂肪として蓄えるために必要なホルモンであるインスリンが大量に分泌されます。
GI値が分ればストレスの少ないダイエットができる
エネルギーはそんなに短時間には消費されないので、あまった分はどんどん脂肪として蓄えられていきます。総カロリー量は同じでもGI値の高い食品を多く食べていると太るのはそのためです。逆にGI値の低い食品を選んで食べると、食べる量をそんなに減らさずにストレスの少ないダイエットを行なうことができます。
食品のGI値の一覧表はインターネットなどで見ることができますが、代表的な食品のGI値を少しご紹介すると
・GI値90以上 ジャガイモ、食パン、フランスパン、黒砂糖など
・80〜91 白米、うどん、キャラメル、チョコレートケーキ
・70〜79 インスタントラーメン、胚芽米、マカロニ、
・60〜69 全粒粉スパゲッティ、中華めん、アイスクリーム
・50〜59 玄米、ライ麦パン、蕎麦、バナナ
・40〜49 牛・豚・鶏肉、アジ・マグロ・タコなどの魚介類
その他、野菜や海藻類の多くがGI値10から30台の太りにくい食品に分類されます。
糖質の吸収を抑える糖質ブロッカーとは?
欧米食と比較して白米、うどんなど、精製された炭水化物を多く含む食事が多いのが日本食の特徴ですが、普段からこれらを沢山食べる方は血糖値が急上昇して肥満や高血糖の原因となります。
そこで開発されたサプリメントが糖質ブロッカーで、炭水化物や糖質を多く含む食事に合わせて服用することで糖質の吸収を抑え、結果として血糖値の上昇やインスリンの多量分泌を抑制します。低糖質ダイエットをストレス無しにサポートする有名なサプリメントです。