お酒を飲んだ翌朝、生理中の顔のむくみを解消する方法?
アルコールと塩分で体内の水分調整が不調になる
むくみは血管やリンパ管などから水分(血漿)が皮下組織に滲出してたまっている状態です。起きているときに脚がむくんで、寝た翌朝に顔がむくむのは重力の影響ですが、お酒を飲んだ翌朝にむくみがひどくなるのは、アルコールやおつまみ・〆のラーメンなどで摂った塩分の影響で、体内の水分調整がうまくいっていないからです。
血液から赤血球や白血球を除いた液体成分を血漿といいますが、この血症は血管やリンパ管内と細胞を行き来して、栄養や老廃物の交換をしています。したがって皮下組織に水分が滲出すること自体は問題ないのですが、それが多すぎたり、回収に手間どって皮下に停滞する「むくみ」はよくありません。
女性にむくみが多いわけ
女性にむくみが多いのは、次のような理由があります。
・ホルモンバランスの変化で血管と組織の水分交換のバランスがくずれやすい。
・筋肉(とくにふくらはぎや太ももの筋肉)の動きは、水分を皮下組織から回収するポンプの役割をしていますが、女性はその筋肉が細く水分を回収するパワーが弱い。
・まぶたなどの皮膚が薄く、抑える力が弱いので水分が滲出しやすい。
したがってむくみが出にくくするには、ひごろから運動して下半身に筋肉をつけておくこと、食生活では塩分をひかえることなどが有効です。しかし、テーマは出てしまった顔のむくみをすばやく解消する方法でした。それには、
利尿剤で水分回収を促進する
・時間に余裕があったら、外に出て15分か20分散歩をしてきましょう。重力の影響でまぶたの周囲に貯まった水分は回収されやすくなります。運動することで血液循環が良くなるのも、もちろんプラスです。
・朝そんな時間があるわけがないでしょう、という人は暖かい蒸しタオルを当てて、顔の血管を拡張してやりましょう。ソフトにマッサージするのも効果があります。ただし目の周りの顔の筋肉はたいへん細いので強くマッサージすると、目尻が垂れ下ったりしてたいへんなことになります。
・ラシックスなど利尿剤を飲んで尿を増やすのもむくみの解消に即効性があります。テレビキャスターやモデルなどカメラの前に立つ女性には、お酒の翌日によく利用されているそうです。