あたなたが痩せない理由はこれ
カロリー制限をしてダイエットしているけどなかなかやせないと悩んでいるあなた、次のようなことに心当たりはありませんか?
ダイエットとリバウンドをくり返していると、以前と同じ体重でも筋肉が減って体脂肪が増えていることがあります。それは、ダイエットしているときに筋肉を減らして、リバウンドするときに脂肪を増やしているからです。
筋肉が減ると、基礎代謝つまり何もしないでいるときに消費するエネルギーが少なくなってやせにくい身体になります。同じ60kgの体重でも以前よりやせにくい60kgになるのです。
繰り返しますが、極端なダイエットで体重がリバウンドする度に筋肉が減って、脂肪が増え、『体脂肪率』が高まり、エネルギーを燃やしにくい体になるのです。
脂ものは太るからと言って肉や魚の料理を減らして、白いご飯やパンを食べる。これがいちばん太りやすい食事です。白砂糖、白米などの精製された糖や炭水化物は消化が良く、食後の血糖値を急激に上げます。
血糖値が上昇するとインスリンが大量に分泌されて「脂肪蓄積のプロセス」がスタートします。食品の脂肪がそのまま人の脂肪になることはなく、すぐ脂肪に結びつくのは糖質・炭水化物の方です。
これがいわゆる『インスリン太り』です。
太りにくい食べ方は、まず野菜を食べて、次に肉や魚を食べることです。ご飯やパンはなるべく後に食べると、野菜の食物繊維や肉の脂肪で胃の壁がコーティングされて血糖値が上がりにくくなります。
まったく同じメニューで同じ量を食べても、ご飯類を後にするだけでダイエット効果があります。食べる量を極端に制限しなくても良いのでダイエットのストレスも軽減します。
お酒の席でも『炭水化物(粉もの、米)』は最後です!
三度の食事は頑張って節食しているけれど間食はどうしても止められない、という人はなかなかダイエット効果があがりません。どうしても間食が止められない人は、さきほどの血糖値が急に上がるタイプの食事をしている可能性があります。急激に上がった血糖値は大量のインスリン分泌を誘発して、やがて急激に血糖値が低下します。そのときに『強い空腹感』を感じるのです。
血糖値の上昇がゆるやかな食事をするとその下降もゆるやかで、次の食事までに強い空腹感を感じないで済みます。
不規則な生活などで睡眠が不足すると、食欲を抑える働きをするホルモンのレプチンが減って、食欲を刺激するホルモンのグレリンが増えることが分っています。睡眠不足がダイエット崩壊のドカ食いに走るきっかけを作る可能性があるのです。また、ドカ食いには走らなかったとしても、食欲を抑えるために多大の努力が必要でダイエットのストレスが大きくなります。
ゆっくり噛んで食べると、食べた量の割には満腹を感じます。反対にあまり噛まずに早食いすると、満腹感を感じる前に食事の量が増えてしまいます。