私は小食なのに体重が減りません

そう食べる方ではないのに太ってしまう、と思っている人は少なくありません。しかし、人は食べているのに太れないことはあっても、食べないのに太るということはありません。

 

「食べないのに太る」と思う理由としては、自分の食生活に対する次のような思い込みや勘違いがあることが考えられます。

実は自分が思っているほど「小食」ではない。

女性には「食が細いのは上品だ」という観念がどこかにあって、当然自分もその仲間だと思いたがるところがあります。しかし、レコーディングダイエットではありませんが、ためしに3日間ほど自分の食べたものをすべて記録して、見直してみてください。ヘェー、私けっこう食べていたんだと再認識するかもしれません。

比べる相手が悪い

主婦が私は小食だと思い込む理由の1つに、いっしょに食卓を囲むのが、大柄のご主人や食べ盛りの男の子だというケースがあります。「ほんとにみんなよく食べるわねェ」と言いながら、自分も彼らほどではないにしても「必要摂取量」を上回るくらい食べていることがあります。

残り物を片付けている

これも主婦に多いケースですが、家族が食べ残したものをもったいないからと言って、冷蔵庫ではなく自分のお腹に片づけていると、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。

脂こいものを食べないと太らないと思っている

体脂肪の材料になるのは肉や魚の脂肪分だと思い込んでいる人がけっこういますが、それはぜひ訂正していただきたい間違いです。いちばん体脂肪になりやすいのは、食後すぐに血糖値を急上昇させる、白砂糖、白米、白いパン、うどんなどの「精製された糖質・炭水化物」です。

 

節食を意識するなら、まずこのような糖質・炭水化物を減らすことが大切です。量を大きく減らすのが辛いときは

 

・白米五分突き米にしたり、白いパンを玄米パンにするなど、食べる炭水化物の精製度を低くする。

 

・炭水化物を食べる順番を野菜や肉・魚の後にする。そうすると胃が他の食べ物でコーティングされて血糖値の上昇がゆるやかになります。

間食の回数と量が多い

三度の食事はひかえめでも間食の回数や量が多いと当然太ります。とくに間食には甘いものが多いので、間食が多い人は常に血糖値の高い状態を保っていることになり、太りやすいだけでなく生活習慣病のリスクも高くなります。

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