女性の薄毛治療薬、ミノキシジルの効果とは?
日本皮膚科学会が認める女性の薄毛治療薬はミノキシジルだけです
日本皮膚科学会は医学的に効果が実証された薄毛治療薬として、男性にはフィナステリド(内服薬)とミノキシジル(外用薬)の2薬、女性にはミノキシジルのみを推奨しています。フィナステリドは男性ホルモンに作用する薬なので女性は服用できません。
ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発された血管拡張剤ですが、ぐうぜん育毛や発毛の効果が発見され、薄毛の治療薬として再開発されました。主に、副作用の心配がない外用薬として使われています。
ミノキシジルがなぜ発毛や育毛に効果があるのかは、薬の発見が偶然によるものだったということもあり、詳しいことは分っていません。しかし、ミノキシジルが毛根への血流を促進して、毛乳頭と毛母細胞を活性化する何らかの作用があると考えられています。
更年期からのFAGAにとくによく効きます
女性の薄毛にはいろいろなタイプがありますが、ミノキシジルがとくに有効なのは更年期以降に女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することで発症するFAGAです。これは「女性のAGA(男性型脱毛症)」という意味です。奇妙な病名ですが、髪の発育を促す作用をしていたエストロゲンの分泌が減ることで、女性にも微量ですが分泌されている男性ホルモンの影響が表に出てきて、脱毛が増える症状です。
ミノキシジルの外用薬には1%、2%、5%など配合量の違うものがありますが、女性が使用できるのは2%までのものです。使用している人に、ミノキシジルの効果は発毛なのか育毛なのかという疑問があるようですが、この2つは別ものではありません。私たちがもう発毛しなくなったと思っている毛根もじつは成長期の初期のか細い毛髪を発毛しています。それが大きく成長する前に脱毛してしまうのが薄毛の原因なのです。
リアップジェンヌとジェネリック
ミノキシジル配合の女性用育毛薬と言えば「リアップジェンヌ」が有名で、欧米では女性用ロゲインで販売されています。女性は男性よりも低濃度のミノキシジル1%、2%を使用します。
そのリアップジェンヌや女性用ロゲインには低価格のジェネリックがあります。『ツゲイン2%』と呼ばれる商品で、リアップジェンヌやロゲインの数分の一の低価格のため、毎月の育毛コストを大幅に節約できます。ただし、ジェネリックのツゲインは薬局や楽天では購入できませんので、個人輸入通販でお求めいただけます。