女性の育毛剤
女性の育毛には「低濃度」のミノキシジル1、2%が使用できます。
近年、女性も薄毛に悩む方が多く、女性の薄毛の原因の多くがFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれ、男性のAGA(男性型脱毛症)と同様に抜け毛が原因で薄毛になります。
ミノキシジルは、アメリカFDA(日本の厚生省に該当)が唯一認可した、「毛が生える(発毛)」効果が期待できる育毛成分です。ミノキシジル配合の育毛薬には、塗り薬(液体)、フォームタイプ、および飲み薬(錠剤)タイプがあります。
女性の育毛には、塗り薬とフォームタイプが主に用いられ、男性の育毛の場合は飲み薬(高濃度ミノキシジル)も使用されます。
ツゲイン2は女性が育毛に使用できる、低濃度ミノキシジル2%配合の『女性用ミノキシジル育毛剤』です。
成分のミノキシジルは、脱毛を予防するフィナステリドとともに、日本皮膚科学会が推奨するAGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性男性型脱毛症)の治療薬成分です。
ミノキシジルとはどういう成分ですか?
ミノキシジルは血管拡張作用のある成分で、高血圧のお薬として使われていましたが、増毛効果があることがわかり薄毛の治療に使われるようになりました。
ミノキシジルは、休眠状態にある毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化して、発毛・育毛を促進します。日本皮膚科学会は、ミノキシジルは「男性の薄毛治療にもっとも推奨できる成分」だとしています。
内服薬にすると副作用がでることがあるので、頭皮にぬる外用薬として使われています。同じ成分の育毛剤に「リアップ」、「ロゲイン」があります。「ツゲイン」はそのジェネリックで、先発薬より低価格になっています。
ツゲイン2はどのようなとき使うのですか?
ツゲイン2は、女性の頭頂部などの毛が薄くなって地肌がすけて見えるようになったときに使います。
毛髪が少なくなった頭皮にも、よく見ると細くて短い毛が生えています。これは毛根の活力が弱くなって毛髪が大きく育たない状態です。この毛根を再び活性化することで、太くて丈夫な毛髪が育つようになります。
できるだけ早い段階でミノキシジルを使いはじめることで、育毛の効果がより大きくなります。フィナステリドによる脱毛の予防を並行して行うことでより効果が上がります。
※フィナステリド配合のAGA治療薬には、プロペシアやジェネリックのフィンペシア、エフペシアなどがあります。フィナステリドは女性の使用はできません。
ツゲインの使用方法
1回1ml頭皮にぬります。スポイトでぬる部分の中心にたらし、指で周辺にぬり広げます。
朝と夜の1日2回ぬります。
ぬるときにマッサージをする必要はありません。
夜ぬるときは薬が乾いてから就寝してください。
育毛をフォローする頭皮ケアと生活習慣
頭皮の洗いすぎに注意する。
皮脂のべたつきを気にして洗いすぎると、頭皮が乾燥して育毛にわるい影響をあたえます。洗髪は1日1回にし、強くこすらない、洗浄力のつよいシャンプー剤を使わないことを心がけます。
.生活習慣病を予防する。
生活習慣病は血管を老化させて、育毛にわるい影響をあたえます。バランスのとれた食生活と運動習慣で、血管を若くたもちましょう。
肥満は育毛によくありませんが、食品の種類やカロリー摂取を極端に制限するダイエットは育毛には禁物です。
充分に睡眠をとる。ストレスをためない。
睡眠不足とストレスは皮膚への血行をわるくする大きな要因です。喫煙も毛細血管を収縮させるので育毛にはよくありません。