1日に4箱(80本)を約40年喫煙していた超ヘビースモーカーの舘さんは
体調の悪化や日々の生活の質の低下を感じたことがきっかけで一機進展、本気で禁煙に努めたわけですが、その時に医師が推奨した禁煙治療薬がチャンピックスだったわけです。
チャンピックスは有効成分にこれまでの禁煙治療薬(パッチ、ガム)に含まれていたニコチンを一切含まず、タバコが美味しくなくなるよう脳の「ニコチン受容体」に働きかけて離脱症状や禁断症状を極限までおさえて禁煙を促進するお薬です。喫煙者はニコチン依存状態のため、特に禁煙開始の2週間、1ヶ月という困難な時期を軽減するのがチャンピックスの強みです。
チャンピックスは最長12週間使用し、薬代は4万円弱となります。しかし、その間1日1箱タバコを吸うと同等の喫煙コストが発生し、1年間では16万円以上のタバコ代に膨れ上がります。喫煙によるリラックス効果を感じるかもしれませんが、あくまで脳がニコチン依存を起こしており、ニコチンがなければ禁断症状につながる深刻な症状であると認識すべきでしょう。
我慢ではどうしても禁煙が続かない方、ニコチン依存が強く離脱症状がつらい方は、禁煙外来で使われる『チャンピックス』を検討してみてはいかがでしょうか。
ファイザー社の禁煙調査では
禁煙治療薬チャンピックスやバイアグラの開発会社のファイザー社が2008年に10,000人弱の喫煙者を対象とした調査の結果が報告されています。1万人のうち約7割の喫煙者が過去に禁煙にチャレンジしたが、禁煙に挑戦した7割は2回以上禁煙に失敗している結果です。1万人の喫煙者の70%は「ニコチン依存症」にも関わらず我慢だけで禁煙を試みたところ、思った以上にニコチン依存症とニコチンの離脱症状が強く、禁煙には至らなかったとされています。
現在では禁煙外来と呼ばれる禁煙補助薬を使いながら禁煙する手法が普及しだしており、服用タイプの禁煙薬チャンピックスは最も禁煙成功率が高いお薬で、病院でも必ず選択される禁煙治療薬です。最長12週間のチャンピックス服用で薬8割の服用者が禁煙に成功したとされています。
舘ひろしさんがチャンピックスで禁煙できた事実
若い方はご存じないかもしれませんが、芸能界きってのヘビースモーカーだった「舘ひろし」さんは、過去に何度となく自分の意志のみで禁煙に取り組んで失敗した苦い経験をお持ちです。舘ひろしさんが若いころは喫煙がかっこいい嗜好品としてあがめられ、ニコチンの中毒性、タールの多大な害の事実は見過ごされており、1日に3,4箱のタバコを吸うヘビースモーカーが多く存在しました。
舘ひろしさんはチャンピックスで禁煙できるまで、1日平均4箱(80本)のタバコを40年ほど続けた、超がつくほどのヘビースモーカーでした。これほどの喫煙者は体内のニコチン量が非常に多く、脳の「ニコチン受容体」がニコチン漬けでタバコの離脱症状は想像を絶するものになります。舘ひろしさんが何度も禁煙に失敗したことは自然で、チャンピックスがニコチン受容体に作用して、たばこがまずくなり、離脱症状を軽減することでやっと禁煙できたのも自然な流れでしょう。
タバコが原因の病気や症状は?
・ED(勃起不全、勃起力の低下)
・しわ(目じりのしわ、口の周りのしわ)
・歯・歯ぐきの黄色い着色、口臭
・ニコチン依存症
・うつ病 ・ストレス心筋梗塞
・高血圧 ・動脈硬化
・糖尿病 ・メタボリックシンドローム
・バセドウ病 ・胃潰瘍
・胃がん ・骨粗しょう症
・脳卒中 ・口腔癌・咽頭がん
・喉頭がん ・食道がん
・肺がん
・慢性閉鎖性肺疾患(COPD)
・肺炎 ・子宮頸がん
・妊娠や出産への影響