コンドームとピルを比べたときのメリット・デメリット

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コンドームと比べたときのメリット・デメリット

ピルのメリット
避妊に男性の協力が要らない。

 

ピルの場合は男性の協力が必要ないのはもちろんですが、避妊していることを告げたくなければ告げる必要もありません。
セックスのたびの避妊手段をとる必要がない。

 

コンドームのようにセックスの前に準備しておく必要もないし、装着するする必要もありません。
コンドームより避妊の失敗が少ない。

 

ピルは正しく服用しているとほぼ100%避妊できます。コンドームの場合は破損などの事故があるので避妊率は95%前後と言われています。
女性ホルモン剤による副次的な効果がある。

 

ピルを服用していると避妊できる他に、生理痛が軽くなる、月経前症候群が軽くなる、卵巣がんのリスクが低下するなど、さまざまな二次的効果があり女性のQOL(Quality Of Life: クオリティオブライフ)を向上させます。

 

ピルのデメリット
性感染症の予防にはならない。

 

コンドームは避妊の効果の他に性感染症を予防する効果がありますが、ピルにはそのような効果がありません。結婚前で複数のセックスパートナーがいるなどの場合には、ピルを服用していたとしてもコンドームの着用も必要になります。

 

女性ホルモン剤による副作用がある。

 

ピルを服用すると身体が疑似妊娠の状態になるので、つわりに似た症状が出る場合があります。低用量ピルはその副作用が軽いのですが、飲み始めで薬に慣れていない2〜3週間は吐き気などの症状がでることがあります。

安全日は本当に大丈夫ですか

妊娠するためには卵子が受精しなければなりません。つまり排卵後に卵子が生きているうちに、生きた精子が卵子に侵入しなければなりません。

 

卵子の寿命は排卵後長くて2日間。精子の寿命は長くて10日間です。つまり排卵日の10日前から排卵後2日間は妊娠する可能性があるということになります。とくに排卵日の前日から3日間は妊娠の可能性が高くなります。

 

逆にこの妊娠可能な日を除いたのがいわゆる「安全日」です。分りやすく月経の日を目安に言い換えると、28日周期の場合は生理初日から17日目以降の2週間が安全日ということになります。

 

しかし、分りやすくするために生理の日を目安に考えるということが逆に「排卵日を正確に把握するのが難しい」ということを証明しています。基礎体温が高温期に入って4日目から次の月経までは妊娠しないので、毎朝基礎体温を計って避妊に利用することはできますが(いわゆるオギノ式)、これも完璧ではありません。

 

生理周期はストレスや体調などによって割合簡単にずれが生じるものです。「安全日」も100%安全なわけではありません。

他にどんな避妊手段がありますか

ピル以外でもっとも避妊が確実なものとしては、IUD(子宮内避妊具)があります。リングとも呼ばれ、出産経験のある人向きの避妊法です。装着に3万円程度の費用がかかりますが、1度装着すると5年間くらいそのままで避妊できます。

 

もちろん取り外せば妊娠が可能になります。(卵管結紮も確実な避妊手段ですが、その後妊娠を希望してもできなくなります)

 

コンドームと同程度の確実性がある避妊法として、ペッサリーと女性用コンドームがあります。ペッサリーは膣に挿入して精子が子宮に入るのを防ぐ避妊具で、婦人科で子宮口のサイズを計測してもらって購入します。

 

費用は3000円ほどですが他に診察料がかかります。性交後は8時間以上そのままにしておいて、精子の活動が弱まってから外します。女性用コンドームは市販されていて、価格は1ダースで500円〜1000円くらいです。

 

この他に基礎体温を計って排卵日を推定して「安全日」にセックスするという「オギノ式」や殺精子剤を膣に挿入する膣内避妊薬の使用などの避妊法があります。この2つの方法は上記の他の方法よりも失敗率が高いとされています。

 

膣外射精、いわゆる「外だし」は避妊法とは認められていません。男性が射精を自覚する前に精子が出ていることがしばしばあるからです。

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