女性が会社を辞める理由で意外に多いPMS

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人間関係のトラブルの陰にPMSがある?

寿退社を別にすると、女性の中途退社の理由でもっとも多いのは「人間関係がうまくいかない」ことです。しかし、最近指摘されているのは、この中にPMS(月経前症候群)が原因でのトラブルが相当数含まれているのではないかということです。

 

月経前に何らの不調が起きるのは多くの女性が経験していますが、それがほとんど毎月現れて生活に支障をきたす場合はPMS(月経前症候群)とよばれます。月経前のホルモン変化は自律神経に影響を与えて心身にさまざまな症状を起こします。

会社では言えない病名だけに悩みは深い

身体症状でもっとも多いのが、乳房の張り、腹痛、眠気、肌荒れ、頭痛、食欲の増進などです。精神的な症状で多いのは、イライラ、憂うつ、攻撃的になる、集中力の低下です。たとえば、この4つの精神的な症状が毎月何日間か会社の同僚に出ることを想像してみてください。なかなか上手く付き合っていくのは大変だと思いませんか?

 

月経前症候群は恋人との関係を壊すこともある時限爆弾のようなものですが、恋人になら生理と気分の変化の関係をストレートに伝えて「私も気をつけるけど、そのときは多めに見てね」と頼むこともできます。しかし、会社の同僚や上司にはそうはいきません。

まず必要なのは病気の自覚

もっとも悪い結果になりやすいのが、本人が自分のイライラや怒りの発作の原因がPMSだと気付いていないケースです。怒りの原因を自分の病気のせいだと思うのと、そのまんま相手が悪いからだと思うのでは、事態のもめ方に大きな差が生じます。

 

一度ぶつかってしまうと人間関係の修復はなかなか困難で、結局会社を辞めざるを得なくなることもあります。まず症状の原因に気づくこと、そして気づいたら放置しないで治療することが大切です。

低用量ピルの服用で60%の女性が改善

PMSの治療でもっとも手軽なのは避妊用の低用量ピルを服用することです。とくに避妊の必要のある女性には一挙両得です。ピルは女性ホルモンのエストロゲンとプレゲステロンを少し補てんすることで、ホルモンバランスを疑似妊娠状態にする薬です。その服用によって、月経が軽くなり、自立神経も安定します。

 

低用量ピルの服用で60%以上の女性に症状の改善がみられるといいます。それでも症状が改善しない場合は、うつ病の治療薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が処方されることもあります。

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