妊娠のしくみを知ろう!

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妊娠のしくみを知ろう!

妊娠のしくみ

 

妊娠はセックスの後に「受精」と「着床」という2つの関門をクリアーすることで初めて成立します。したがって<避妊>は受精をさまたげるか、受精が成立したとしても着床をさまたげることで成功します。

 

正しく避妊するためには、妊娠が成立するまでの受精と着床のしくみについて基本的なことを知っておく必要があります。

 

受精と着床をさまたげる避妊法には、『物理的な方法』と『化学的な方法』の2つがあります。

 

物理的に受精を妨げるには、男性が装着するコンドームが体表的な手段ですが、女性が使用するペッサリー、女性用コンドームなどもあります

 

物理的に着床を妨げるには、子宮内にIUDという器具を装着する方法があります。リングとも言われるものですが、出産経験のある女性向きの方法です。

 

化学的に受精や着床をさまたげるのがピル(経口避妊薬)です。ピルは微量の女性ホルモンを投与することで、女性のホルモンバランスを妊娠している状態に近づけることで、以下の三重のガードで妊娠を予防します。

 

排卵を抑制する
精子が子宮内に侵入しづらくする
受精卵の着床をさまたげる

受精のしくみ

女性は生涯に卵子を400〜500個ほど排卵します。毎月1個、1年に12個で、月経が30〜40年続くとすると、そういう計算になります。

 

男性は1回の射精で数億の精子を放出するので、まずその数の違いに目が行きがちですが、むしろ受精で大切なのは卵子と精子の寿命です。お互いに生きているうちに巡り合わないと「受精」は成立しないからです。

 

排卵された卵子の寿命は、数時間〜長くて24時間+αといわれています。
女性の膣内に放出された精子の寿命は、2日間〜長くて10日間といわれています。

 

卵子も精子も新鮮なうちに出会うことが望ましいのは言うまでもありませんが、とくに卵子は排卵後すぐに受精するのが理想です。

 

卵子は排卵されると卵管膨大部という場所に移動して受精を待つことになりますが、そこで卵子が精子の到着を待つのではなく、精子が先に到着して卵子を待っているのがベターです。女性を待たすのは良くないのです。

 

膣に放出された精子は子宮から卵管を通って、卵管膨大部までに届くまで1〜数時間かかります。寿命も移動能力も「〜」と幅があるのは個人差、年齢差などがあるからです。

 

したがってもっとも受精しやすい性交は、排卵の前日と排卵日ということになります。避妊したいときは、この2日間が最大の危険日になります。精子の寿命を考えると、排卵前の1週間くらいはハイリスクゾーンです。

着床のしくみ

卵管膨大部で卵子が受精すると、卵子は細胞分裂をしながら卵管を通って子宮まで移動し、そこで着床します。卵子の中に侵入した1匹だけの勝ち組の精子から見ると、来た道を通って子宮まで凱旋することになります。

 

受精してから子宮に移動するのにおよそ3日間かかります。この移動期間中も卵子は細胞分裂しながら成長しています。この移動中にトラブルがあって子宮までたどり着けないと「子宮外妊娠」になり、ときには命にかかわることがあります。細い卵管のなかで受精卵がどんどん成長してしまうからです。

 

子宮も受精卵の到着をまんぜんと何もしないで待っているわけではありません。子宮内膜という受精卵のベッドメイキングをしながら待っているのです。このベッドメイキングには黄体ホルモンが大切な働きをしています。

 

子宮に移動した受精卵は数日間子宮の中をただよっていて、子宮内膜に完全に着床するのは受精後7日目くらいだと言われています。着床が完了すると妊娠の成立です。

 

モーニングアフターピルが性交後72時間以内に飲むと妊娠を防ぐことができるのは、服用したときにすでに受精が成立していても、ホルモンの作用で着床を抑制することができるからです。

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