院長先生、これってED(勃起不全)なんですか?
EDは単にペニスが勃起するかどうかというだけの問題ではなく、パートナーとの性行為が満足にできるかどうかで判断されます。案外勘違いが多い「これってEDですか?」について、ED専門クリニック医師への取材を元にした、1問1答の第2弾です。
「妻だけED」というそうですが、これもEDの一種でしょうか?
「妻だけED」はむしろメジャーなEDの症例です。しかし、そのわりにEDという意識がないことがほとんどです。「女房と畳は新しい方がいい」という男の性として説明されることが多く、その傾向は否定できないにしても、本人にとっても案外深刻な症状であることはあまり指摘されていません。
妻をほっておいてよその女性のお尻を追いかけたがる男性ばかりではなく、妻とセックスしたいが勃起しない、あるいは勃起が持続しないことを悩んでいる男性は少なくありません。しかし、その気持ちはあってもやはり長年連れ添った妻が、めずらしさ、新奇性に欠けるのは仕方なく、それが勃起にはマイナス要因になるのです。
また、「ほかの女性とだったらできるんだけど」と思っているのがそもそもの勘ちがいで、妻だけに限らずEDの症状が出ているというケースもかなりあると思われます。どちらにしても、ED治療薬が有効です。あまり悩まずに医師に相談してみましょう。ED治療薬は問診だけで処方してもらえます。個人輸入なら安価なジェネリックも購入できますので、ED治療薬は高いから・・と躊躇する理由もなくなったと言えるでしょう。
俗に「排卵日ED」とも言われている、かなりよくあるEDの症例です。勃起にはリラックスした精神状態が必要なので、「スケジュール通り」「3日間連続で」「今月こそは」というような条件やプレッシャーが重なるほど勃起しにくくなります。
なるべくさり気なくといってもムリがあるので、ED治療薬を使用してみることをおすすめします。もちろんED治療薬は精子にも母体にも何ら影響を与えません
オナニーを目撃されたということは勃起自体には問題がないと思われます。新婦が結婚の初夜まで童貞だったか、あるいはそれに近いセックスに不慣れだった場合に、緊張から勃起しにくくなることがあります。また、何回か失敗が続くと、こんどもまた失敗するのではないかという「予期不安」が大きくなり、それがさらに勃起の邪魔をしがちです。
このような症状は「新婚ED」と呼ばれる典型的な心因性のEDです。放置すると2人の関係がどんどん悪化するので、1日も早くED治療薬を服用して治療することをおすすめします。ED治療薬は心因性の EDにも顕著な効果を発揮します。