包茎は早漏の原因ではありませんので、手術は不要

パンツに直接亀頭が擦れるようになれば早漏は治る?
仮性包茎というのは、ふだんは亀頭が包皮に包まれていて、勃起したときにだけ亀頭が現れるペニスのことです。包茎早漏説は、ふだん亀頭が皮に包まれていて下着にこすれることがないので、こする刺激に敏感になるというのが論拠です。

 

一見もっともらしい説で、居酒屋のおばちゃんなども若い男の子のお客がくると、よくそんなセクハラトークをしています。それどころか、少し前までは形成外科などのホームページでも、仮性包茎を早漏の原因だとして手術を進めていました。

 

どうして包茎がコンプレックスになるの?

さすがに最近はそんなことをストレートに書くホームページも少なくなりましたが、あいかわらず包茎の手術は奨めていて、その理由として「コンプレックスを取り除くため」などと書かれています。

 

しかし、包茎が早漏の原因でないとすると、それがコンプレックスになる理由もないはずです。見た目がちょっと子どもっぽいと思ったら、サウナに入るときは手でむいておけばよい話で、手術をするまでもありません。

 

優秀なペニスほどふだんは皮が余っている

そもそもペニスはふだんは皮に包まれているのがあるべき姿なのです。そうやって大事なところを守っているのです。また、ふだんは皮に包まれているくらいでないと勃起したときに皮が足りなくなります。

 

ふだん10cmのペニスが勃起したとき15cmになるとしたら、ふだんは皮が10pほど余っていなくてはならないからです。(たとえにしても15cmはデカすぎだろうと思う方は適当に訂正してください)

 

優秀なペニスほどふだんのサイズと勃起したときのサイズが違うのですから、ふだんから亀頭が露出しているペニスは、むしろ勃起してもそんなものだろうと思われる可能性があります。

 

人がどう思おうとかまわないのですが、実際に包茎手術をして勃起したときの皮が足りなくなってひどい目にあう人もいるのです。

 

亀頭の快感をミニマムにする早漏対策は本末転倒

では、早漏は何が原因なのでしょうか。亀頭が敏感だからちょっとした刺激で大きな快感を得てしまう、というのが亀頭敏感説ですが、ここにそもそもの勘ちがいがあります。早漏はちょっとした刺激で大きな快感を得てしまうのではなく、小さな快感で射精してしまう症状なのです。

 

射精は快感の量が蓄積されて一定量に達したときに発動するようにプログラムされています。いわばダムの放水のように、プールがいっぱいになってから放出の指令が発動されるのです。早漏はプールがいっぱいになる前の早すぎる放出指令が原因です。

 

亀頭の感覚の問題ではなく、射精反射の神経の問題なのです。亀頭は本来セックスの快感を受け取る器官で、そう鈍感では困る部分です。亀頭にできるだけ快感を与えないようしようという早漏対策はその意味で本末転倒なのです。

 

早漏を改善する成分はダポキセチン

以前は亀頭や陰茎にぬって感度を悪くして早漏を防止する早漏防止クリームなどがありましたが、性行為の満足度が下がっては本末転倒です。

 

現在、世界中で早漏改善に用いられる成分はダポキセチンと言い、プリリジーやその安価なジェネリックのポゼットなどに配合されている優れた成分です。感度を落とさずに快感を溜めるプールを大きくして、射精到達時間を長く伸ばします。1錠そのまま服用すると、遅漏気味になり射精する前に体力がなくなるというほどの効果で、半錠やそれ以下からの服用が適切です。

 

現在、ダポキセチンにED治療薬の成分が一緒に配合されたお薬も普及しており、硬さと持続時間の不満を同時に解消できる時代となりました。

 
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